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神永学の『心霊探偵八雲 (1)』という本。前から図書館で見かけていて気になっていたシリーズ。ただ、図書館には第1巻目がなく、出来れば最初から読みたいと思っていた自分は読むに読めない状況だったのだ。それがようやく文庫本として出るって事を知って、早速買って読んでみた。 霊が見えて話も出来る大学生が主人公の話。主人公が変人というか偏屈っていうのが、なんだか最近読んでいる本で続いていて、それはそれでブームなのか?って少々思った。まっ、ごく普通の主人公って創造しにくいだろうけど(笑)。対してヒロインはごく普通の女子大生。事件を持ち込み、そして巻き込まれ、助け出される役目。主人公とのテンポある会話はなかなかいいかも。偏屈な主人公には、やっぱこういう明るいヒロインが合っている。 ミステリ的要素はあるものの、ミステリとしては霊と話が出来るという設定はどうなんだろうって思う。簡単に言えば、被害者の霊と話をすれば事件は解決するって訳だ。まっ、さすがにそこまで簡単な訳ではなく、紆余曲折を経る訳だが、もう少々制約があっても良かったのでは?と勝手ながらに思った。だって、ラストの場面で主人公が事件現場に登場すれば、推理も論理も必要ないんだもんね。 まだ1冊しか読んでいなんでよく分からないが、これからのポイントはその物語の見せ方ってことになるのかも知れない。その辺の穿った見方をされないような見せ方ってこと。 文章はとても軽いんで読みやすい。まっ、その分全体的な印象は薄く感じられるが、読んでいると結構面白い。霊が登場する割には、ホラーというかゾクっと来るような感じでもないので気軽に読めるのもいいかな。 シリーズとして、この先も続いているんで次もチェックして読んでみよう。
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