|
太田忠司の『百舌姫事件』という本。この本は狩野俊介シリーズの1冊。かなりかなり久しぶりの最新作である。あとがきを読むと、長編としては7年ぶりだそうだ。まっ、個人的にはもう少しあとになってから読んでいるが、それでもこのシリーズは久しぶりって気がする。 かなり長い作品だ。作者の力の入りようが分かるってもんである。ただ、事件が実際に発生するまでが長く、少々“んんん?”って感じだった。怪しい噂のある魔術団。そこにいる怪しい魔術団の面々。そこで行なわれる奇抜なショー。雰囲気だけはじわりじわりと迫ってくるのだが、なんか物語が動くまでに時間がかかってしまって、少々間延びしたというか焦れてしまった。 ミステリとしてはシンプルな印象を受けた。要は見せ方の問題だね。シンプルなものをいかに複雑に見せるか?不思議なことがいろいろと起こり、怪しい魔術団という面々がいる。だから、読者はその複雑なものを一緒くたに考えてしまう。それが実は……ってわけ。 だから、それ自体にインパクトはそれほど感じられない。ただ、シンプルさを悟られないようにしている作者の工夫は感じられた。なかなか面白かった。 まっ、久しぶりって言うのもあるしね。 次はもう少し待たせないで欲しいなぁ〜〜。
|
| << 前記事(2008/06/17) | トップへ | 後記事(2008/06/30)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/06/17) | トップへ | 後記事(2008/06/30)>> |