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松岡圭祐の『千里眼―背徳のシンデレラ』という本。この本は“千里眼シリーズ”の1冊。去年あたりから、このシリーズはリニューアルというかなんというか出版社などが変わって新たなスタートを切っている。それはまぁ〜〜知っているものの、肝心の自分はその前の段階で止まっている。せっかくならすべて読み終わってから、自分も新たなスタートを切りたいって気持ちがあるから……。 とは言え、その前のシリーズの1つ1つが実は結構長いんだよね。今回の本もそうだけど上下巻でしかもその1冊が分厚い。集中して読める環境だったらいいんだけど、実際には少しずつ読まざるを得ないしね。そんな時って、この長さは読み始めるのに勇気というか決断力が必要なんだよなぁ〜〜。今回の本はそういう意味ではまさにそんな感じの本だった。読めば面白いんだろうなぁ〜〜と思いつつ二の足を踏むって感じ。まっ、こんな感じで読み始めたわけである(前書き長っ!!)。 読み始めにいきなりビックリさせられる。日本が沈没したってところから始まるから。作者の松岡圭祐という作家は時々とんでもないことをやり始めるもんだから驚かせられるのだが、今回はスゴイところへ飛びやがったって本気で思った。まっ、それ自体は無難なところへ行き着くのだが、そこから耐震偽装問題って話題を絡めて、ストーリーは本題へ入っていく。 “背徳のシンデレラ”である。やっぱ作者としてもシリーズを一応の決着をとりあえず付けるという点では描かざるを得なかったんだろうね。岬美由紀と友里佐知子の対決だ。それ自体は既に物語としては終結しているものの、その後継者・鬼芭阿諛子が再び登場してくる。まさに最後の決戦って感じだ。 そして、友里佐知子の物語は圧巻。友里佐知子の人生は日本の昭和史って感じ……(笑)。 逆にちょっとこれでもか!これでもか!って感じで引いてしまうくらいの怒涛の展開だね。 いやぁ〜〜スゴイの一言。 さすがにこの上下巻を読むと、“読んだなぁ〜〜”って感慨深くなってしまう。やっと読み終わった。 満足、満足。 ………………。 それにしても、本の表紙の釈由美子はなぁ〜〜。ネットの投票か何かで岬美由紀のイメージに合う有名人?に選ばれたようだけど、個人的には水野美紀なんだよなぁ〜〜(古いっすか?)。まっ、いいけど。 |
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