山口雅也『チャット隠れ鬼』

 山口雅也の『チャット隠れ鬼』という本。山口雅也の本を読むのはかなりかなりの久しぶり。正美樹日記で検索してみると2001年の5月に読んでいる。確かに最近の記憶はなかった。

 正美樹の中のイメージでは“山口雅也はクセがある”ような気がしている。まず作風が普通のミステリって感じじゃないような印象がある。それが読むときに上手くハマればいいんだけど……残念ながら全部が全部そうではないんだよね。

 さて、今回なのだが……いままでの作風とはだいぶ違った作風である。とても軽い感じ。あまりにもいままでとの印象と違っていたので逆に驚いているくらい。まぁ、その分作品の印象としては逆に平凡。何か題材としても山口雅也でなくても他の作家でも書きそうな内容である。

 ただキチンとミステリであることは注目したい。まぁ、広いネットの世界の割には狭い範囲に終始してしまっている所は気になるが、物語としてはそれなりに面白かった。犯人は登場人物が少ない分とても分かりやすい。最後にそれなりのどんでん返しポイントもあるが効果はイマイチかなぁ~~。ネットの匿名性はミステリにおいては意外性を出そうとするには利用しやすいと言えるが効果はそれほどでもないことが分かった。

 それにしてもやはり作風が全然違うことが気になった。この路線はたまたま?

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  • チャット隠れ鬼(山口 雅也/著)

    Excerpt: 主人公は小太りの冴えない中年教師。 ひょんなことからネット犯罪から子供達を守るサイバー・・・ Weblog: 活字中毒のブックレビュー racked: 2007-05-30 15:57